リテールビジネス研究所

R・B・Kおもてなし調査隊がいく!今月のPATROLvol.138~144

年間1,300以上のショップを見ている専門調査員「R・B・Kおもてなし調査隊」がリアルな現場をレポートします。

今月のPATROL vol.138

vol.138
2025  January

[ 生活のたのしみ展 ]

イベントのお・も・て・な・し

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生活のたのしみ展2025

おもてなし評価
総合 挨拶 grade
100点 笑顔 grade
パーソナルな対応 grade
grade 再来店したいか grade

今年初のイベントに潜入
by 調査員T・I

仕事柄、色々なイベントに出向くことはある。 ここ数年、ガチガチのビジネスイベントの物だけでなく、 ライフスタイル型の雑貨を中心にしたイベントや食のイベント等に個人的には興味があり、足を運びたくなる。 出展社のラインナップ、ホールの設営・演出にそのイベントの色がでる。そして、また各社のお客様への対応も様々。 以前から興味があったイベントに連休後に行ってみることにした。

このイベントは、展示会ではなく買物の場だ。アプリダウンロードで5%オフも嬉しい。ほぼ日のコンセプトに沿った構成は当然のことだが、出展者、運営スタッフが皆、笑顔で会話を楽しんでいる光景が至る所で 見受けられた。終盤ともなれば疲労も増すし、心身 ともに疲労するハズなのに、全員がイベントを楽し んでいた。現場の雰囲気作りも重要なポイントだ。

プラカードスタッフの笑顔の対応

客層は、平日のせいか、スーツ姿のビジネスマンや、こだわりがありそうな若い女子、存在感のある魅力的なマダムまで客層は幅広い。ぶらっと1周と思っていると凄い行列を発見!なんと石田ゆり子さんのオープンマーケットだ。彼女の愛用品観覧は予約抽選。オープンエリアは、誰でも購入できる行列だった。現在の状況は40分目安とスタッフは、丁寧に詳細と時間まで笑顔で答えてくれた。

伝えると魅力的なものに変身する

ほぼ日手帳の所へ移動。商品を見ていると、マスク越しに笑顔で「こちらのBOXの中身も色々工夫されております」と1点ずつ説明をしてくれた。デザイン、ロゴ等ひと目で分かりやすいものと思いきや、説明されると新しい発見が沢山ある。両面デザインのメモ、クリップのワード、BOXイラスト等デザインに対する思いが沢山込められており、デザインの意図を伝える重要性に感心した。とても心地よい説明をされる方だったので、大ヒットのほぼ日手帳のお勧めを伺うと、ご自分が使用されている物の説明をしてくれ、最後に、「これがいいと一概にお伝えできず申し訳ございません。長々とお時間

運営スタッフの人柄が滲み出る

をいただきすみませんでした。ご来場のお客様も皆お優しいお客様ばかりで、イベントは本当に楽しです」と会釈をしながら答えた。お客様への感謝まで伝えるとはお見事!取ってつけたような接客ではなく、心の思いを伝えているように受け取れた。ブース以外にも魅力的なコトがあった。毎日、イベント会場の出来事をテキスト、イラスト、写真をつけて、ライブで壁面ボードに手書きする壁新聞のようなコーナーや、1月らしくお習字ができるコーナー、エレキギター&ボーカルで「蛍の光」リアル歌唱で閉店のお知らせ等、温かみが一杯詰まっていた。気持ちが緩むと財布も緩むと実感した。

ご利用上の注意

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